削る・痛みを抑える工夫

    身体・心・経済・時間「4つの負担」を抑え、天然歯を守る

    「歯医者の治療は痛いし、何度も通わなければならないから億劫だ」
    「削られて一度失った歯は二度と元に戻らないと知って、不安がある」
    「高額な自費治療を勧められて、経済的な負担が重くなるのではないか」

    歯科治療に対して、このようなお身体の痛み、心の不安、経済的な負担、そして時間の浪費といった様々な「負担」を感じている方は少なくありません。新開歯科医院では、これら4つの負担を軽減することを診療の基本方針として掲げています。

    当院長は、人工の歯や被せ物を専門とする「補綴(ほてつ)」を深く学んできました。その経験があるからこそ、人工物は形や色を再現できても、耐久性や機能面において、生まれ持った天然歯に勝るものはないという認識を持っています。大切な歯を一本たりとも無駄にせず、どうすれば残せるかを第一に考えた診療を行っております。

     

    天然歯を長く残すための「身体の負担軽減」:MI(ミニマル・インターベンション)

    歯科医療の世界では、健康な歯の組織をなるべく削らず、今ある歯を長期にわたって残そうとする「ミニマル・インターベンション(MI=最小限の介入)」という概念があります。
    当院ではこのMIの手法を治療に取り入れ、お身体への負担を抑えています。

    歯は、一度削ってしまうと二度と再生することはありません。また、大きく削って大きな被せ物をすればするほど、歯の寿命は縮まる傾向にあります。補綴を専門的に学んできた院長は、「人工物はいつかは壊れる、あるいは再治療が必要になるリスクを持つもの」と考えています。そのため、最初の治療でいかに削る量を最小限に抑え、自分の歯を多く残すかが、将来的な歯の寿命を左右します。

    当院では、以下の具体的な治療技術と薬剤を用いて、削る部分を少なく抑えています。

     

    コンポジットレジン(CR)治療

    従来のむし歯治療では、金属の詰め物(インレー)を入れるために、むし歯ではない健康な歯の周囲まで大きく形を整えて削る必要がありました。
    金属を固定するための溝を作る必要があったためです。

    一方、コンポジットレジン(CR)治療は、歯科用のプラスチック樹脂を歯に直接盛り付けて光で固める手法です。
    樹脂が歯と強固に接着するため、むし歯になった悪い部分だけをピンポイントで削り取るだけで治療が完結します。

    健康な歯の組織を多く残すことができるため、お身体への負担が少なくなります。

     

    う蝕検知液の使用

    むし歯の治療中、どこまでが感染している組織で、どこからが健康な組織であるかを肉眼だけで正確に判断することは困難です。
    削りすぎを防ぎ、かつ取り残しを無くすために、当院では「う蝕検知液」という特殊な染め出し液を使用します。

    むし歯に冒された部分だけが赤く染まるため、染まった部分だけを正確に削り取ることができます。
    歯科医師の勘に頼るのではなく、客観的な指標を用いることで、健康な歯を削るリスクを最小限に抑えます。

     

    重度のむし歯を残すための特殊なアプローチ

    むし歯が歯ぐきの奥深くまで進行している場合、通常の歯科医院では「抜歯(歯を抜くこと)」と診断されるケースが多々あります。
    当院では、そうした状態でも歯を抜かずに生かすため、以下の外科的・矯正的な処置を選択肢として持っています。


    歯冠長延長術(クラウンレングスニング)
    歯ぐきを少し下げる小さな外科処置を行うことで、骨の中に埋もれてしまっていた健康な歯の根の頭を露出させる技術です。
    これにより、被せ物の土台をしっかりと立てることが可能になり、抜歯を回避できます。

    矯正的挺出(エキストルージョン)
    歯ぐきの奥に埋まった歯の根に小さな装置をつけ、矯正の力で数ミリほどお口の中に引っ張り出す方法です。
    引っ張り出された健康な根を利用して被せ物を作ることができるため、抜歯をせずに自分の歯を残すことができます。

     

    痛みに対する恐怖を取り除く「心の負担軽減」:工夫による麻酔処置

    歯科医院から足が遠のく最大の理由の一つが「治療の痛み」です。当院では、患者さまが麻酔の注射そのものや治療中に痛みを感じないよう、医療器具の選定から注射を打つタイミングに至るまで、細かな技術的工夫を行っています。

    麻酔の痛みを抑える器具の配慮

    注射の痛みは、「針の太さ」と「麻酔液の温度」が大きく関係しています。当院では以下の対策を行っています。


    極細針の使用
    一般的な注射針よりもはるかに細い、歯科用で最も細い規格の針を使用します。
    刺した瞬間のチクッとする痛みを低減します。

    麻酔液と注射器の保温
    カートリッジ内の麻酔液や注射器が冷たいと、体内に入ったときに温度差で痛みや違和感が生じます。
    当院では麻酔液をあらかじめ体温と同程度に温めて管理することで、注入時の刺激をなくします。

     

    技術的な工夫とタイミング

    痛みを抑えるためには、器具だけでなく歯科医師の「打ち方」の技術が重要になります。
    人間の身体は、呼吸を吸っているときに痛みに敏感になり、吐いているときや、他の場所に意識が向いているときには痛みに鈍くなるという特性があります。

    当院では、患者さまの呼吸のタイミングを計り、息を吐く瞬間に合わせて麻酔針を進めます。
    また、注射を行う部位とは別の場所(例えば唇や頬の粘膜)を少し引っ張ったり、軽く振動を与えたりして、患者さまの意識をそらします。
    神経が別の刺激を感知している隙に麻酔を完了させるため、患者さまは注射を打たれたこと自体に気づかないこともあります。
    これらは細かな手の動きとタイミングの工夫によるものです。

     

    無理な選択をさせない「経済的な負担軽減」

    歯科治療における費用面での不安も、患者さまにとって大きなストレスとなります。
    当院では、患者さまの経済的な不利益にならないよう、以下のスタンスを徹底しています。


    高額な自費治療の強要はいたしません
    自費診療で使用するセラミックなどの材料が、耐久性や汚れにくさにおいて優れているのは事実であり、選択肢としての説明は事前に行います。
    しかし、高額な治療を無理に勧めたり、契約を迫ったりすることは一切ありません。
    医学的に最高とされる材料が、すべての患者さまの生活設計や予算においてベストであるとは限らないからです。

    保険診療の範囲内でも力を尽くす
    患者さまが「保険診療での治療」を選択された場合でも、当院では制度上の制限の中で省略することなく丁寧な治療を行います。
    保険適用の材料であっても、適合精度を高めるために時間をかけて形を整え、確実に接着させることで、治療箇所の長持ちを目指します。

     

    貸し切り空間による「時間の負担軽減」とスムーズな進行

    当院は等々力駅徒歩1分という立地であり、さらに診療台が1台のみの完全プライベート空間です。この環境自体が、患者さまの時間的な負担を減らすことにつながっています。

     

    まとめて治療を進めることで通院回数を抑える

    並列診療を行わないため、お一人に対して1時間などのまとまった診療時間をあらかじめ確保することができます。
    1回の来院で複数のむし歯治療や、型取りを同時に進めることが可能なため、「毎週のように通っているのに少しずつしか進まない」ということがありません。
    トータルの通院回数を少なく抑えたいお忙しい方にとって、実質な時間短縮となります。

     

    心地よく過ごしていただくための環境づくりと「会話」の安心感

    身体の治療だけでなく、院内にいる時間そのものをリラックスして過ごしていただくための配慮を行っています。

     

    院内ディテールへのこだわり

    「自分だったらどんなふうにしてもらいたいか」を常に考え、リラックス効果のあるBGMの選定や、圧迫感のないカレンダーの配置に至るまで配慮を巡らせています。また、院内の受付や待合室にあるディスプレイの多くは、当院のスタッフが患者さまに少しでも和んでいただけるよう手作りしたものです。
    アットホームで温かみのある空間が、歯医者特有の緊張感を和らげます。

     

    治療中の「不安がない」コミュニケーション

    診療台が1台しかないため、「質問したいのに先生が別の患者さまのところへ行ってしまった」という状況は起こり得ません。院長は常にあなたのそばにいます。

    治療中は「今からこういう器具でここを触りますね」「あと少しで水分を吸い取りますね」など、常に会話をしながら進めます。次に何が起こるかが可視化されているため、目を閉じている治療中であっても不意な恐怖を感じることがなく、精神的な負担を抑えることができます。

     

    まとめ

    新開歯科医院が追求する「負担をなるべく少なく」という方針は、目先の痛みを和らげるだけでなく、患者さまの将来の健康と生活を守るためのものです。

    補綴を学んだからこそ分かる天然歯の価値を守るための「削らない技術」、恐怖心を生まないための「痛みを抑える工夫」、出来うる限りの「経済的・時間的負担の配慮」。あなたのお身体と心に寄り添った治療を提供いたします。歯の治療に不安や負担を感じている方は、どうぞ安心して当院へご相談ください。

     

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