睡眠時無呼吸症候群
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- STEP 1医科(睡眠クリニック等)での検査・紹介状の発行
- 歯科医院でマウスピースを「健康保険適用」で作製するためには、医科の医療機関(内科、耳鼻咽喉科、睡眠専門クリニックなど)で行われた睡眠精密検査(PSG検査または簡易モニター検査)による「睡眠時無呼吸症候群」の確定診断と、歯科への作製依頼の紹介状(診療情報提供書)が必要となります。まずは医科を受診し、検査データと紹介状をお持ちの上、当院へご来院ください。(※自費診療であれば、紹介状なしでの作製も可能です)
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- STEP 2院長による口腔内診査とカウンセリング
- 紹介状を確認後、院長がお口の中を詳しく診査します。マウスピースはご自身の歯に引っ掛けて下あごを固定するため、「上下に一定本数以上の健康な歯が残っていること」が適応条件となります。重度の歯周病で歯がグラグラしている場合や、残っている歯の本数が極めて少ない場合は、マウスピースの圧力に歯が耐えられないため、別の治療法を検討するか、先にお口の治療を行う必要があります。
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- STEP 3精密な型取りとあごの位置決め(バイト採取)
- あごの形を再現するための型取りを行います。同時に、専用のゲージ(バイトゲージ)を使用し、下あごを前方へ数ミリメートル突き出した状態の噛み合わせの型(ワックスバイト)を院長が直接採取します。これらの資料をまとめて、提携の歯科技工所へ送ります。
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- STEP 4マウスピースの完成・お渡しと微調整(約1〜2週間後)
- 技工所から届いたマウスピースをお口に装着します。歯ぐきに強く当たる部分がないか、着脱のきつさは適切かを確認し、院長がその場で削り調整を行います。装着時のあごの突っ張り感や噛み合わせのバランスを微細に整えた後、ご自宅での使用方法とお手入れのやり方を説明します。
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- STEP 5ご自宅での就寝時装着
- 毎晩、寝る直前にマウスピースを装着して休んでいただきます。最初の数日間はあごの違和感や唾液の分泌過多が起きることがありますが、通常は1〜2週間程度で徐々に慣れていきます。
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- STEP 6経過観察と再調整(メンテナンス)
- 使用を始めてから1〜2週間後、再度ご来院いただき、マウスピースの適合状態や、朝起きたときのあごの疲労感をチェックします。必要に応じて下あごの前方突出量を再微調整します。症状(いびきや日中の眠気)が軽減された段階で、再度紹介元の医科の医療機関を受診していただき、マウスピースを装着した状態で再度睡眠検査を行って、効果(無呼吸の回数が減っているか)を客観的に評価してもらいます。
いびき・無呼吸対策のマウスピース治療
「夜中に何度も目が覚めてしまい、熟睡した感覚が得られない」
「家族から、就寝中に大きないびきや、呼吸が数十秒間止まっていると指摘された」
「日中に強い眠気に襲われ、仕事の集中力が維持できない」
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、就寝中に空気の通り道である気道が塞がり、何回も呼吸が止まったり、浅くなったりする現代病です。単なる「いびき」として片付けられがちですが、睡眠中の深刻な酸素不足を招くため、放置すると高血圧や心疾患、脳卒中、糖尿病などの重大な生活習慣病のリスクを上昇させることが指摘されています。
新開歯科医院では、この睡眠時無呼吸症候群に対して、信頼できる歯科技工所と密に連携し、一人ひとりのお口に合わせたカスタムメイドの「治療用マウスピース(口腔内装置:スリープスプリント)」の作製を行っています。補綴(ほてつ)や噛み合わせの専門知識を持つ院長が、あごの構造を詳細に分析した上で処置を進めます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒以上の呼吸停止(または低呼吸)が、1時間あたり5回以上、もしくは一晩(7時間の睡眠中)に30回以上発生する状態と定義されています。最も多いタイプは、空気の通り道である気道周辺の組織が物理的に塞がってしまう「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)」です。
就寝して筋肉が緩むと、重力によって舌の根元(舌根)や軟口蓋(上あごの奥の柔らかい部分)が後方に沈み込みます。特に以下のような特徴を持つ方は気道が狭くなりやすく、無呼吸を発生させやすい傾向があります。
肥満により、気道のまわりに脂肪がついている
下あごが小ぶり、または後ろに下がっている(骨格的な要因)
首が太く、短い
扁桃(へんとう)やアデノイドが肥大している
加齢による筋肉の衰え、飲酒による筋肉の過度な弛緩
放置することによる健康リスク
無呼吸が起きると脳は一時的に覚醒状態(微小覚醒)となり、窒息を回避するために呼吸を再開させます。これが一晩に何十回、何百回と繰り返されるため、睡眠の質が著しく低下します。
また、呼吸が止まるたびに血中酸素濃度が低下し、心臓や血管に強い負荷(ストレス)がかかるため、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈、糖尿病の合併リスクが数倍に跳ね上がることが分かっています。
歯科医院で行うアプローチ:マウスピース(スリープスプリント)の仕組み
睡眠時無呼吸症候群の主要な治療法には、医科で行う「CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)」と、歯科で行う「マウスピース(口腔内装置)療法」があります。
マウスピースが気道を確保する原理
歯科で作製する治療用マウスピースは、上下の歯を覆う構造をしています。これを装着して就寝することで、下あごを上あごに対して数ミリメートル前方に突き出させた状態(受け口のようなポジション)で固定します。
下あごが前方に維持されると、それと連動して舌の根元(舌根)や周囲の筋肉が前方に引き上げられます。これにより、就寝中に筋肉が緩んでも舌が喉の奥に落ち込みにくくなり、気道が十分に確保されます。空気の流れがスムーズになることで、いびきが消失または減少し、無呼吸・低呼吸状態が引き起こされなくなります。
歯科用マウスピース治療がもたらす患者さまへの具体的なメリット
医科で行われるCPAP治療などと比較した際、歯科でのマウスピース治療には以下のような実質的なメリットがあります。
装置がコンパクトで携帯性に優れている
CPAP治療は、鼻にマスクを装着し、チューブで繋がった機械から空気を送り込むため、装置一式が大きく、作動音(機械音)がします。
一方、歯科のマウスピースはお口の中に収まる手のひらサイズです。
電気を必要とせず、作動音も一切ないため、出張や旅行、旅行の際の移動中(飛行機や新幹線など)でも、周囲に気兼ねすることなく普段通りに持ち運んで使用することができます。
装着時の違和感や心理的負担が少ない
顔全体を覆うようなマスクを必要としないため、「拘束されているような感覚」がありません。
寝返りを打つ際にもチューブが絡まるようなストレスがなく、普段通りの寝姿勢をとることが可能です。
治療にかかる費用を抑えられる(保険適用可能)
一定の医療要件(医科からの紹介状)を満たすことで、健康保険を適用して治療用マウスピースを作製することが可能です。
毎月一連のレンタル費用が発生するCPAP治療に比べ、マウスピースは初期の作製費用と定期的な調整費用のみとなるため、経済的な負担を低く抑えることができます。
信頼できる「歯科技工所」との連携
睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療を確実に機能させるためには、「あごの誘導位置の正確さ」と「マウスピース自体の強固な適合性」の2つが絶対に欠かせません。
当院では、これらを達成するために信頼できる専門の歯科技工所と強固に連携しています。
補綴専門の院長による「あごの位置(位置決め)」の設定
下あごを前に出す量を適切に設定しなければ、治療効果が出ないばかりか、朝起きたときにあごの関節が痛んだり、噛み合わせが狂ってしまったりする原因になります。
院長は日本大学歯学部補綴学教室(クラウン・ブリッジ学講座)出身であり、噛み合わせの構築を専門分野としています。
患者さま個人のあごの可動域(前方運動の限界値)をあらかじめ測定し、その可動域の約60%〜70%の範囲内で、最も気道が広がり、かつ顎関節への負担が少ない最適なポジション(構成咬合位)を割り出します。
技術力の高い技工所での精密加工
院長が採取した精密な型取り模型と、あごの位置データをベースに、睡眠時無呼吸症候群の装置作製において豊富な実績を持つ専門の歯科技工所へ作製を依頼します。
技工所の精緻な技術により、歯一本一本に過度な圧力が集中しないよう均等にフィットする装置に仕上げます。
これにより、長期使用による歯の移動(歯並びの変化)のリスクを低く抑えます。
マウスピース作製から治療開始までの具体的な流れ
新開歯科医院で睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療を進める際のプロセスです。
マウスピースを長持ちさせるためのお手入れと定期検診
マウスピースは毎晩お口の中に入れるものであるため、適切なケアが必要です。
日々のお手入れ
外した後は、流水下で歯ブラシを使って優しく洗ってください。この際、傷がつく原因となるため「歯磨き粉」は使用しないでください(歯磨き粉の研磨剤により細かい傷がつくと、そこに細菌やカビが繁殖しやすくなります)。洗浄後は、専用のケースに入れて保管します。
定期的な噛み合わせチェック
毎日あごを前方に引っ張った状態で夜を過ごすため、長期間のうちにわずかに歯並びや噛み合わせに変化が生じることがあります。当院では、数ヶ月に1回の定期健診の際、マウスピースが変形していないか、お口全体の噛み合わせに不調和が起きていないかを院長が直接確認し、安全な使用をサポートします。
まとめ:等々力駅徒歩1分のプライベート空間で、質の高い睡眠を取り戻す
睡眠時無呼吸症候群は、日中のパフォーマンスを低下させるだけでなく、ご自身の健康寿命に直結する軽視できない疾患です。「いびきが大きい」「日中どうしても眠い」という症状は、身体からのサインです。
当院では、医療機器としての水準をクリアした精密なマウスピースをお届けするため、噛み合わせのプロである院長と、熟練の歯科技工所がタッグを組んで一本一本の装置を作り上げています。
等々力駅徒歩1分の静かな環境で、あなたの夜の安心と、健やかな明日を取り戻すためのお手伝いをいたします。紹介状をお持ちの方も、まずは相談したいという方も、どうぞ安心してお越しください。

